2mm厚紙にコンパスで描いた円をなぞって、カッターで切るのは至難の業。どんなに丁寧に気をつけて切っても、ガタガタになってしまって、完成度に影響してしまうのが悩みでした。
でも、サークルカッターに出会ってからは、丸型の布箱を作るのが楽しくて仕方ないのです^o^!
今回は、カルトナージュの強い見方になりうるサークルカッターのレビューです。
まずは、仕様と外観を見ていきましょう。
NTサークルカッター(C-3000GP)について
主な仕様
・直径3〜26cmの円を切ることができる
・赤いグリップを握って回転させ、円切りする
・本体には、刃が1枚ついている
カルトナージュで切るのは、もっぱら厚紙ですが、他にも壁紙、ベニヤ板、カーペット、フロアシートなどの円きりも可能です。
外観を観察してみる
中央のネジをくるくる回して、反対側から出ている針を調節します。
刃は、ここに入れて収納できますが、使うたびに刃を取り外してここに閉まっておくのは、ちょっと面倒です。
刃は、2つの赤い留め具を回して取り外せるこのパーツにつけます。
刃の取付け方と使う前の準備について
コインを使って、刃を差し込むネジを開いて設置し、本体に差し込んだら、2つの赤い留め具を所定の位置でとめます。
まず、刃の真下にある①直径の大きさを指定する▲印で、直径を指定します。
②赤い留め具を閉める○印の位置で、2つの留め具をしっかりとめます。
直径3〜15cmの円形は、上のように、刃から本体に差し込んでサイズを指定しますが、直径15cm〜26cmの円形は、刃がついていない方から差し込んでサイズを設定します。
サークルカッターの使い方とコツ
まずは、直径のサイズを設定し、針を刃よりも若干低めに調整します。
カッターマットを敷いて、厚紙の上に針をさし、サークルカッターのグリップを握って回転させて円形をくり抜きます。
ちなみに、グリップの回転は、時計回りと反時計回りのどちらに回してもカット出来るようになっていますので、右利きでも左利きでも使用感は変わらないと思います。
それでは、失敗例と合わせて、使い方のコツを見ていきましょう。
失敗の原因は、中途半端な力の入れ方にある
まず、失敗するとこうなります。成功と見比べると、その差は歴然ですね。
なぜ刃の位置がずれて、切り口がガタガタになってしまうかというと、知らず知らずのうちに中央の針がずれてしまっているんです。
そして、なかなかくり抜けないな〜と、右へ左へとグリップを回してグリグリとカットしようとしてしまうからなんです。
失敗例とはいっても、慣れるまでは少しこの状態が続くかもしれません。力の入れ具合や微妙な針の調整位置を掴むまでの使い始めは、何度か練習が必要と考えておいた方が良いと思います。
では、少しでも早く上手に切れるようになるコツは何かというと…
中央の針の穴が厚紙にあくものと腹をくくって、力を入れる
中央の穴は必ずあきます。だから、少しでも目立たないように…なんて考えずに、グリップを握ったら、ぐっと垂直に力を入れて一方通行に回転させましょう。(垂直方向への力は入れ続けること)
椅子なら立って、床座りなら中腰になってやった方が、うまく力が入ります。
これで成功すると、ここまでキレイにくり抜くことが出来ます。
ただ、厚紙の切り口が微妙に反ってしまいます。
カルトナージュで丸型ボックスを作る際には、大して影響がある部分ではありませんが、気になる方は、紙ヤスリで削ってやれば問題ありません。
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サークルカッター C-3000GP |
C-3000GP用 カッター替刃 |
モデラー DZ-413 | グレー厚紙 2mm厚 (55x40cm) 5枚入 |
いかがですか?使い方が少し難しそうだな…と感じていますか?
わたしも、最初は結構難しく感じていたんですが、練習を重ね、コツを掴んでからは、なんて便利な道具なんだろ♪とお気に入りの道具になりました。
2mm厚紙をカッターで円形に切るのは難しすぎて、丸型ボックスなんて無理だって敬遠してた頃にこのサークルカッターを知ったんですが、ちょっと高かったけど買ってよかったって思える、今では欠かせないアイテムのひとつです。
それでは、また☆

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