初心者向けカルトナージュの作り方 -布箱の基本- vol.5 ふたの応用編

0025_thumbnail

今回は、4回にわたってお届けした初心者向けカルトナージュレッスンで解説した長方形ボックスに、異なる3種類のふたをアレンジする応用編です。

綿を入れてふんわりさせたり、ふたに側面をつけてしっかり閉まるようにしたふたの作り方を解説していきます。


1. キルト綿をを入れた、ふんわりタイプ (パープル)
2. 割りピンとひもを使って、引っ掛けてとめるタイプ (グリーン)
3. 側面がついた、しっかり閉まるタイプ (ピンク)
0025_カルトナージュのふた応用
箱の作り方やふたを取り付ける手順は、これらの記事を参考にしてください。
vol.1 カルトナージュに必要な材料と道具、設計の考え方
vol.2 作業の大まかな流れと箱の組み立て (STEP1〜3)
vol.3 箱の外側と底の布を貼る(STEP4〜7)
vol.4 ふたを作り、内側に布を貼って完成(STEP8〜12)


それでは、早速つくっていきましょう。

1. キルト綿入り!ふんわりタイプのふたの作り方

0025_ふんわりふた
ふたと同じ大きさのキルト綿をカットしておきます。
ここでは、薄手のキルト綿を4枚重ねました。
0025_ふんわりふた_01
キルト綿とは、手作りマスコットなどにつめる綿がシート状になったようなもので、100円ショップでも入手できます。ふんわりさせたい具合によって、綿の高さを調節します。

ふたの寸法に対して、20mm〜25mmの折りしろを加えたサイズの布を用意したら、布、キルト綿、厚紙の順に重ねます。
布が突っ張らないように気をつけながら、長辺をボンドで貼ります。
0025_ふんわりふた_02
次に、貼付けた長辺の端っこを、45度くらい開いて短辺を貼ります。
一緒に厚紙の表面がはがれてしまっても、気にせずに続けましょう。
0025_ふんわりふた_03
さて、ここからが綿入りタイプの難しい所。
キレイに仕上がるかどうかの大半は、ここの処理がうまく出来たかどうかに関わってきます。ポイントは、布が突っ張っていないか、小まめにふたの表側をチェックしながら、作業を進めていく事です。
では、続けていきましょう。

重なった部分をカットします。あまりギリギリの所をカットしないようにしてください。
0025_ふんわりふた_04
ボンドで布がくっついていたので、少し広げ、角の部分を先に折ります。
0025_ふんわりふた_05
両端を折ります。
この時が、一番布が突っ張りやすいので、気をつけてください。
0025_ふんわりふた_06
完成です。
あとは、お好みで装飾して、箱に接着して下さい。
0025_ふんわりふた_07
カルトナージュで、四角型より丸型の方が難しいと思われがちですが、この綿入りタイプのふただけは、四角型の方が断然難しいと思います。四隅の処理が納得いくまでに、結構時間がかかりました。つくる回数を重ねて、感覚を掴む必要がありそうです。

2. 割りピンとひもを使って、引っ掛けてとめるふたの作り方

0025_割りピンとひも
割りピンを差し込む位置を決めたら、箱に印をつけておきます。
まずは、中央に目打ちで穴をあけます。割りピンには、幅があるので、上下にカッターで切り込みを入れ、差し込み口を少しずつ広げます。
0025_割りピンとひも_1
割りピンを差し込みます。この時、箱とピンの間に、ひもがくるっと引っ掛けられる分の隙間を調節しておきます。
箱の裏側で、割りピンを割り、水ばりテープを貼ってカバーします。
水ばりテープがない場合は、紙をボンドで貼付ければ、OKです。
0025_割りピンとひも_2
ふた側にひもを付けるのは、ふたを箱に接着した後にします。その方が位置合わせをしやすく、失敗がありません。

ひもをは、引っ張って取れてしまわぬよう、ボンドでしっかりと接着してから、水張りテープを貼っておきます。
0025_割りピンとひも_3
割りピンは、文房具店で入手できます。最近は、コラージュやスクラップブッキング材料として、いろんな形や色の商品も出回っているようです。割りピンでなくても、ウッドボタンやくるみボタンなどにしてもかわいくなります。

3. 側面がついた、しっかり閉まるふたの作り方

0025_側面あり
ふたの側面になる厚紙を用意します。
長辺の側面:15mm×100mmを1枚。
短辺の側面:15mm×62mmを2枚。
ふた(60mm×100mm)の断面に、長辺の側面から接着します。
0025_側面あり_1
ただし、使用している布が厚めの場合は、この寸法だとふたが閉まらなくなる可能性があるため、ふたのサイズを少し大きめにし、それに合わせて側面を設計してください。

ふたに対し、折りしろを40mm(側面の外側15mm+内側15mm+余分10mm)を足した布を用意し、長辺の長さ(100mm)に両側5mm程度を残して、図のようにカットします。
外側の長辺の側面をはり、5mm多くとった部分を短辺側に折って、ボンドで貼付けます。
0025_側面あり_2
貼付けた長辺の側面の角のぬのに、垂直にはさみを入れます。
布の重なりを少なくするために、5mm程度残した部分をふたの裏側につくぐらいの長さに合わせてカットし、内側に貼付けます。
0025_側面あり_3
長辺を内側に折り込み、へらでエッジに合わせて折り目をつけます。
ふたの裏側につく部分が長過ぎる場合は、5mmくらいに調節してカットしてから、貼付けます。
0025_側面あり_4
つぎに、外側の短辺に布を貼付け、長辺の側面がない部分を側面の高さに合わせて台形にカットします。台形にカットした部分を内側に貼付けてから、短辺の側面を内側に折り込んで貼付けます。

長辺の時と同様に、へらで折り目を付け、ふたの裏につく布を5mmくらいに残して、カットしてから貼るようにします。
0025_側面あり_5
切り込みを入れてから、厚紙の断面を隠すように布を貼り、余った部分はカットします。
0025_側面あり_6
最後に、余った部分を10mmくらいにカットし、内側に貼付けて出来上がりです。
貼付ける時は、布重なりが最小限ですむよう、様子を見ながら適宜カットしてください。
0025_側面あり_7

手芸材料の専門店 つくる楽しみなら、材料や道具の他、レシピ付のカルトナージュキット(厚紙カット済)がそろってます。
グレー厚紙 2mm厚
(55x40cm) 5枚入
モデラー DZ-413 カルトナージュ
基本セット
長方形ボックス

いかがでしたか?
今回は、写真の色味がバラッバラになってしまって、すみません。
分かりづらい部分などがあれば、コメントで指摘して頂けると嬉しいです。

同じサイズの箱でもふたのタイプを変えるだけで、また違った楽しさが味わえますよね。
それでは、また☆

スポンサードリンク

コメント

コメントくださる方はクリック

コメントを残す

  1. 岡村雅子 より:

    初めまして、こんにちわ。詳しい作り方を教えてくださって、ありがとうございます。初心者までもいかない、”作ってみたいけど、・・・・”の段階なのですが、お店で手に入れた箱にはマグネットで開閉が可能なのですが、それが露出していないのですが、生地の下に貼られているのでしょうか?、そんなこと可能なのでしょうか? 教えていただければありがたいのですが、よろしくお願いいたします。